単位水量推定・管理システム(AQUA MANAGER I, II)
単位水量推定・管理システム「AQUA MANAGER II」は、フレッシュコンクリートの単位水量を迅速・簡便・正確に推定し、結果をデータベース化してコンクリートの品質管理を行うシステムです。
コンクリートの剥落事故や施工現場における加水問題など、現在コンクリートの品質に対する問題が表面化しています。これらの問題に対処する一つの方法として、フレッシュコンクリートの単位水量を推定し管理するソフト、「AQUA MANAGER II」を開発いたしました。
空気量の測定時に、エアメータ内の試料質量と空気量により単位水量の推定を行い管理基準値に適合か否かの判断を行う事ができます。単位水量が増加するとコンクリートの単位容積質量が小さくなる性質を利用して単位容積質量の違いと空気量の関係から単位水量を推定するものです。
また、推定した単位水量が、管理基準値の管理値を超え、指示値内の場合や、試料に水量変動の異常が見つかった場合には、
採取試料の粗骨材の洗い出し(20分程度)を行う事で試料質量の補正値と空気量の補正値から単位水量を推定できます。
更に、データの保存により管理図・品質管理記録として利用できます。